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第80回記念展開催の挨拶

 

80回記念新ロマン派展に寄せて

  

 80年前「旭川の街に進駐軍(しんちゅうぐん)の兵隊たちが多数乗り込みさしずめ‘テキサス無宿の強者たち‘ があふれるかの様相だった」(山口信太郎氏 50回記念展に向けた道新への寄稿文より)
 終戦直後、衣食住はもちろん人心や価値観も大混乱する中「すさんだ市民の心を取り戻したい」、又これまで抑圧されてきた自由な美術活動をこの地で展開したい、と当時の若者が集まり当会が結成されました。
 それ以来 80年の永きにわたりその時々の問題や課題を克服しつつ、活動を続けてきました。この度その 80年の足跡を顧みる記念事業として本年 5月に文化会館展示室において
「創立のロマンを紡いで  80年の輝跡」
との副題を冠しての「第 80回記念新ロマン派会員・会友展」を開催しました。それには、前回記念展以降の各会員・会友本人一推しの作品、また創立会員の作品の展示をはじめ、歴代の展覧会ポスターや作品集など資料の展示、さらに当会渡邊貞之顧問による記念講演(演題「人生と絵」)を開催、また企画展として「私・・」というテーマでの自己表現作品による個性豊かな会員・会友の「今」も展示しました。多くの方々にご来場いただき、創立以来の熱い思いと 80年に及ぶ新ロマン派の活動の一端をご理解いただけたのではないかと思っております。
 そして今回、公募展として第 80回記念展を開催いたしました。一般の方々からは多くの作品が集まり、会員・会友においても第 80回記念展にふさわしい力作を展示することができました。皆様には、この道北を中心とした地元作家の熱い作品群をご鑑賞いただければ幸いです。
 最後になりましたが、永きにわたり当会をご支援ご協力いただきました各関係機関又地元の企業・商店の皆様、さらに美術を愛する多くの方々に深く感謝申し上げます。今後も新ロマン派美術協会は道北を拠点とした美術活動の一翼として活動し続けていく所存でございますので、皆様のより一層のご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

 

新ロマン派美術協会事務局長
富田 忠征